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25cm口径反射望遠鏡「銀次の部屋」IV 兼 亀田 滋のHP:掲示板のコーナー3

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安定化電源と共にC8一式で屋上出撃.....なのに....(^_T;)。

2月としては気象観測史上最高となる気温を記録したとのこの日、晴れれば屋上でC8をあれこれ使い倒そうと思っていました。安定化電源装置の完成で、NexStar架台がAC駆動と同精度で、キビキビ動いてくれることを期待できそうだったからです。
元々C8は用途問わずの万能向き光学系ですから、M天体、土星、月、果ては接近中のルーリン彗星を周囲の恒星から追うなどまで、いろいろ皮算用しながら、屋上に上がりました。

「曇ってる....。」(空見てから出撃しろよ......^^;)

がっかりしました。日中も前夜の大雨の後の晴れで、大量に土中に含んだ水分が水蒸気となって立ち上るのでしょう。霞が充満したような透明度の悪い晴天でした。が、まさか夕方まで晴れていたのが、こんなに雲だらけとは....。

そのまま雲行きを見てましたら、南西の方角が少し雲が切れてきました。ただ日中の印象と同じく、薄い雲のヴェールが複層にからんでおり、すっきりと抜ける空には至りませんでした。
とりあえず設営してみました。NexStar架台が問題なく動くことくらい確認をしておきたかったのです。

一発で「GPS Align」が完了。テストの意味も兼ねて、架台の示す言いなりではなく、より導入精度を上げるためにも、途中、シリウスとリゲルで大幅な微調整の介入もしましたが、内部矛盾なく一発OKで初期設定は終わりました(バンザーイ^^)。
そのままM42を自動導入させましたら、ファインダーの中央にしっかりM42が導入されました。
初めてEOS20D直焦点でC8に接続させました。安定化電源装置は、百円均一のクッション袋に一式包んでNexStar架台の電池ボックス部の上に置いてあります。

       20090214C8_F002

しかしEOS20Dのファインダーには何も見えません。シリウスを自動導入して、ファインダーを見ましたら大きくピントの外れた同心円が見えました。合焦操作を追い込みましたが、なかなかピントの芯が分かりません。M42を写野に再導入してみますと、今度はEOS20DのファインダーでもM42が視認できました。何度かテスト撮影をしてピントを追い込んだつもりでしたが、結果的に最適位置にピントが行ってなかったようでした。その後の全てのコマはハズレとなってしまいました.....(^^;)。

その過程でピントが結果的に最適位置に近かったM42の画像を小さめの仕上げにしてみました。

       20090214C8_006

記念すべきC8直焦点でのEOS20Dの星野撮影でしたが、このコマでも合焦状態がベストではありませんでした。薄雲のからみによる拡散もあったのでしょうが、ちょっと合焦に関しては、何か考えないと毎回失敗するのではないかと思える位、現場で追い込むことができない感じもします。さらに屋上では風も途中からかなり吹き付けて来まして、長時間露出は全部星像が流れてしまっていました。追尾精度の問題かとも思えますが、そうではないのは、複数のコマでの星像のブレ方から理解でき安心しました。なお露出開始と終了はEOS20Dのシャッターショックを回避するため、C8の筒先を光路開閉することで行っています。

       20090213C8_023  20090214C8_001


実は先日ミニボーグ直焦点のEOS20Dで、痕跡程度に写せた子持ち銀河、M51をずっと撮りたかったのです。口径45mmでああまで撮れたのですから、口径203mmの集光力をもってすれば(長焦点鏡なのでF値は暗くなりますが)、都会部の空でも、もっと詳細が写るだろうと期待したのでした。
そのためにAC電源がとれない屋上でも、AC駆動と同じように精度の高い自動導入と追尾ができることを期待しつつ、NexStar架台の不調をトリガーに対策の重い腰を上げたという次第でした。

しかし北東の空の雲のからみが少しましになった時点で、自動導入してみた写野周辺にはそれらしいものは写ってませんでした。その前にピントがどうにもならない感じで、更に縮小した仕上げで公開します。.....というか見るべきものは何も写ってないのですが.....(^^;)。

       20090214C8_014

       20090214C8_020

       20090214C8_022

写っている微小な星と目的のM51の相対位置を、星図や前回の痕跡程度検出した画像と比較して調べることも難しそうです。

そのうち雲が厚くなり、土星や月、ルーリン彗星の撮影は断念し撤収しました。
ちょっとがっかりしましたが、当夜はNexStar架台がキビキビ動いて、高精度に自動導入をしてくれることを確認したところで満足しておきます。
また空の調子が良い日に機会はあるでしょう。

しかし、直焦点撮影でのピント出しには何か方策がなければ、今後も好結果を得る自信がありません。目が悪くなったということもありますが、EOS20Dの液晶モニタでの逐次拡大再生での確認では、追い込む自信がありません。当夜もベストだと確信してのこの結果でしたし....。

寒風の中で根気が続かなくなっているのを自分自身で感じるのは、やはり近年急速に視力が落ちたせいもあるのでしょうか....。費用をかけず何らかの工夫をしなければ、折角の電源装置導入も、まあ本来の惑星撮影には、その安定駆動ぶりが大いに役立つので、全くの仇花とは言いませんが、少し甲斐のない結果となってしまいそうです。


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テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/02/15(日) |
  2. 天文・天体画像
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<直焦点撮影時のピント調整の工夫について。 | ホーム | 定電圧電源装置完成。でも外は雨....(^^;)。>>

コメント

土星動画

亀田さん

赤道儀のフィールドでの完全動作、おめでとうございます。
デジ一を用いて暗い対象となるとピントが難しいですね。
kissDNを使う時は通常ファインダーでは無理とわかりニコンのマグニファイヤーであわせてました。
明るい月でも有効でした。
北東の空の写真とHNSKYの星図と比べると、なんとなくM51付近のような気がしますが。

昨日は期待していただけに透明度の低い空を見て寝てしまいました。
今日は以前から試そうと思っていた惑星動画のYouTubeデビューをしました。
その際、動画の画像処理を行いました。
昨年3月の土星aviファイルを残していましたので、それを aviutl でノイズおよび色調の調整です。
http://www.youtube.com/watch?v=pmYESlGn6oE
  1. 2009/02/15(日) 14:20:43 |
  2. URL |
  3. KEN
  4. [ 編集 ]

KENさん

KENさん

> 赤道儀のフィールドでの完全動作、おめでとうございます。

ありがとうございます。
これで惑星撮影には問題なしです。AC電源の制約から解放されましたので、ベランダの屋根との時間の戦いになる時などには最初から屋上展開を選べます。今までは追尾精度が落ちることも考えて、ベランダ優先にしていたこともあって、家族にも冷気流入の迷惑をかけていたのでした。

最初は惑星撮影の端境期にコンテンツ素材を求める意味合いが強かった星野撮影でしたが、存外光害下でも写るものだと認識が変わってきてからは、そちらにも興味が出てきまして、今度はピント出しの問題に行き着きました。

ナイフエッジ装置の広告は誠報社の古い記事でも見つけましたが、他業者も含めて2万円~3万円くらいするものなんですね。
これじゃあ私の場合は購入対象にはなりません。そこまでの価値は星野撮影に感じられませんので。
マグニファイヤーはどうでしょう。自分の目に最近自信がないのですが....。

....と、ここでAmazonで価格を見てみる.....えっ。Nikon DG-2 ¥5250→¥3780!そんなに安価なものなんですか?

マグニファイヤーだけで星野画像のピントは追い込めないというのが、ネット上での多くの評でした。月面撮影には良いかもしれませんね。でも私はEOS20Dで月面を撮るつもりはなかったのですが....。コリメート法撮影での月面のピント出しの問題は別途存在しますしね。

でもこの価格程度なら、検討しても良さそうです。もっと高価なものかと思ってました。将来(いつだ?^^;)マニュアルフォーカスでPlanerをEOS20Dにつける際にもきっと有用そうです。いっそ月面撮影もEOS20Dで撮ってしまうという手もありますしね。

EOSにつけるのに何かアダプタが要るのでしたっけ?当然そのままでは付かないですよね?

> 北東の空の写真とHNSKYの星図と比べると、なんとなくM51付近のような気がしますが。

確認ありがとうございます。きっとそうなんでしょうね。というのは、当夜の自動導入精度はかなり高かったです。
もう少し根気が続けば、初期設定をもっと広い方向幅の2恒星で取り直して、北東の空でも同精度の導入が確実である、と思えるようにするステップと、まずはそのあたりを2インチ広視野アイピースでじっくり探してみるステップを踏むとよかったのです。しかし昨夜はもう雲が酷く絡んで付近にある筈の北斗七星も見えない中(ファインダーで星は見えましたが肉眼で見えないので、それがどの星なのかが分からないのです)での撮影強行でしたので、自動導入した視野とその周辺を若干振って撮影するに留まりました。状況が状況でしたが、このあたり、非常に作業が雑だと自分で感じる訳でした。

次回はもっと好条件の下で、きっちりステップを踏んでとらえてみたいと思います。眼視でも見えるものなら見てみたいですしね。

ときに、今までにも何度か掲示板2などに書いて頂いていた「HNSKYの星図」ですが、何とフリーの高機能の星図なんですね。
これは使わないと....。マンション屋上から見える肉眼での星空とあまりに様相が違いすぎるので、そのマッピングを頭でできるのか、という問題はありそうですが、フル情報としてこれを得ておくのは悪くないですね。情報ありがとうございます。

> 昨日は期待していただけに透明度の低い空を見て寝てしまいました。

正解です。私などお茶濁しな記事しか書けませんでした。何だか最近、七転八倒ぶりのレベルが下がっているような気がします(^^;)。
平日夜に出撃するゆとりがないという事情もあって、週末にはできるだけ機会を持ちたいという思いのせいもあるのですが。

> 今日は以前から試そうと思っていた惑星動画のYouTubeデビューをしました。

拝見しました。デビューおめでとうございます。
これは完全にオリジナルの動画なので、公開には価値があると考えます。
しかし....恐ろしく気流が安定した状態の動画なんですね。
私は最高状態の木星像や火星像の際でも、ここまで安定した気流には出会ったことはないかも知れないです。
大抵どこかがビリついたり脈動があったりしてますよ。まずそのことに凄く驚きました。
うちは地形的に不利なものがあるのですかね。まあ山間部沿いとは言えますから、突然の気流の流入や温度変化は仕方が無いところかと思いますが。

  1. 2009/02/15(日) 16:23:02 |
  2. URL |
  3. 亀田 滋
  4. [ 編集 ]

時間軸フィルター

亀田さん

ナイフエッジ装置も交換している間にずれたりしないかと心配でした。
しかし問題は高価格ですね。^o^

マグニファイヤーはこのページの上から4つ目の機材です。
http://www.geocities.jp/astrokn/telesco/index-jp.htm

さて日記DBで調べると、2006年9月1日にヨドバシカメラで
・ニコンのマグニファイアーDG-2 3937円とアイピースアダプターDK-22 157円 計4094円
と記録してました。ポイントがつくのでアマゾンよりお得でしょう。

ホームズ彗星の時はSE200Nの直焦点で撮影したときに活用しましたが、
大変重宝して結構シャープな像が得られましたよ。
http://www.geocities.jp/astrokn/comet/index-jp.htm

HNSKYは日本語版もあって、やっぱりその方が使いやすいです。
高価な星図と大して変わりません。検索機能もあって一発でPC画面の中心に持ってこれます。
是非どうぞ。

土星の元動画は結構細かい揺れがあるのです。
公開動画に細かい揺れがないのは、aviutlを用いて時間軸フィルターでノイズ処理をしているからです。
一種のコンポジット効果があるような感じがします。
  1. 2009/02/15(日) 16:49:54 |
  2. URL |
  3. KEN
  4. [ 編集 ]

KENさん

KENさん

> しかし問題は高価格ですね。^o^

はい。あきらめました(^^;)。
そんなに高価なものなら、現場で少しでもピント合わせに努力する方向を選びます。
前回の屋上では「買えば安価なものがあるなら苦労しても甲斐ないか」というヨコシマな判断も無くはなかったのです。

> マグニファイヤーはこのページの上から4つ目の機材です。

情報ありがとうございます。以前も拝見しましたね。
気になっているのは、EOS Kiss系と他のEOSで純正アイカップの型名が違うことです。
見口の形状が微妙に違ってDK-22でうまくつながらない懸念は皆無なんでしょうか。
価格.comの口コミ掲示板などに情報がありそうなGoogle検索だったので見ましたが、いずれも核心がボケた情報ばかりで決めうちにはなりませんでした。実機をヨドバシに持ち込めばきっと試せるとは思うのですが、いつ立ち寄れるか....。
Amazonは立ち寄り不要なので最近重宝していますが、本件はちょっとその適合具合を確認しないと怖いですね。

あとDG-2の倍率は1倍とありますが、そんなに改善効果があるものなんでしょうか....。EOS20Dそのままで確か0.9倍のファインダー視野はあるんですよね。ん?「視野中央部2倍」という情報もありますね。どっちなんでしょう....。一般撮影時も全視野確保など最初から考えておりませんので5倍くらい欲しいところですが(^^)。

> 大変重宝して結構シャープな像が得られましたよ。

今ではもう懐かしのホームズ彗星がいいですねえ。実際にそれが見えている時には「今日見なくても明日も見えるだろう」とか不思議に思ってしまったものですが、今振り返ると凄く稀有な神秘に触れる機会だったように思います。他の画像も大変美しいです。ルーリン彗星もこんなに立派になればいいですねえ。

> 公開動画に細かい揺れがないのは、aviutlを用いて時間軸フィルターでノイズ処理をしているからです。

え?え?そんなことできましたっけ?
私はいつも輝度調整と不要部の切り落としくらいにしか使ってませんでした。

  1. 2009/02/15(日) 20:09:40 |
  2. URL |
  3. 亀田 滋
  4. [ 編集 ]

多機能

亀田さん

>気になっているのは、EOS Kiss系と他のEOSで純正アイカップの型名が違うことです。

私は当時、30Dユーザーのこの方のブログを見て購入を決定しました。
http://xylocopal2.exblog.jp/4103942/
kissDNでは視野が全部見えないほど拡大されます。
高倍率のものが入用でしたら望遠鏡取扱店にあったと思いますよ。

>ルーリン彗星もこんなに立派になればいいですねえ。

日食や月食のようなワンチャンスではないので、あとは春霞と黄砂だけが問題ですね。

>え?え?そんなことできましたっけ?
>私はいつも輝度調整と不要部の切り落としくらいにしか使ってませんでした。

aviutlは、多機能ですよ。
  1. 2009/02/15(日) 20:39:48 |
  2. URL |
  3. KEN
  4. [ 編集 ]

KENさん(シュミットさんも改めて)

KENさん

> 私は当時、30Dユーザーのこの方のブログを見て購入を決定しました。

ああじゃあ大丈夫そうです。度々情報ありがとうございます。

掲示板2でシュミットさんが情報を下さっていましたね。2008/12/12の記事[228]です。(シュミットさん、改めてありがとうございました。)

http://xbbs.knacks.biz/sigkam/p143

Googleでもっとしっかりした情報はないのかと検索を続けていましたら、自分の過去の掲示板記事に至りました(爆笑)。
中央視野倍率2倍とあります。なら拡大率の改善はありそうですね。「価格.com」掲示板の「1倍」は何だったのか...。
じゃあとても魅力的ですね。

あ、しかも、記事[223]には、

「Canonのデジ1は機種によってアイピースの形状が違うことはなさそう(Canonのアングルファインダーが全機種汎用なので)なのでDG-2をEOS20Dに使うと良さそうです。」「カメラアダプタもマグニファイヤもそれほど高価な出費にはならないようで、安心しました。」 とも自分で結論をつけてますね。今より思考力、冴えてる...。というか今が駄目か。過去に頂いた貴重情報も無駄に揮発してます(反省)。
じゃあ買いますかなあ。(既に当月財布カラ....。)

> 日食や月食のようなワンチャンスではないので、あとは春霞と黄砂だけが問題ですね。

そうですね。そろそろ好機ですね。活況な貴掲示板には既に画像の公開が為されていますね。

> aviutlは、多機能ですよ。

そうでしたか。もう少し使わないと勿体無いですねー。

  1. 2009/02/15(日) 20:47:47 |
  2. URL |
  3. 亀田 滋
  4. [ 編集 ]

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亀田 滋

Author:亀田 滋
1996年にプロトタイプ公開で始まった「亀田 滋のホームページ」でご好評の「25cm口径反射望遠鏡『銀次』の部屋」(2008/10現在HP全体で12万5000超アクセス)と、掲示板のコーナー1、2(2008/10現在通算26万超アクセス)の続きはこちらで!

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