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25cm口径反射望遠鏡「銀次の部屋」IV 兼 亀田 滋のHP:掲示板のコーナー3

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音符の「ド」そのものの今年の土星!

翌日は天候が悪くなるとの天気予報でしたが夜遅くまで晴れていたので、夕方から温度順応させていたC8(NexStar8i)一式で、当夜、今シーズン初となる土星撮像にチャレンジしました。
惑星撮像に比べると低倍率となる月面撮影でさえ、最近は合焦操作に満足を得るのが難しくなっているので、充分な成果を得る確証はなかったのでしたが....。
ベランダを使える夜半前の時間帯にはまだ土星の仰角は低く、霞があるのか、肉眼では位置を検出できませんでした。ファインダーでは位置は検出できましたので雲があった訳ではなさそうでした。
先日来の低温は一段落したようで、都市部の滞留した大気の塊も良いほうに作用したのか、仰角20度程度の低空でしたが、眼視での印象は懸念したほどの火の玉大暴れ状態ではなかったです。

輪が一直線に見えました。実に美しいです。低倍率で輪が直線に確認できるということですから、完全な消失時期からはもう復活してきている感じです。全音符(オタマジャクシの尻尾なし)の「ド」に見えます。これはなかなか見ものでした。
ちなみに去年の土星の輪の開き具合に関しては、「銀次の部屋60」をご参照下さい。1年でかなり様相が変わるものですね。近年で最大に輪が開いて見えたのは、2003年-2004年ごろでしょうか。そのあたりの画像は「銀次の部屋22」前後にありますので、最近サイトに来られた方にはご参考です。

PCまでフル動員するほどの撮影時間の余裕がなく、すぐに撮影に入れることを優先し、月面撮影同様にF31fdを使ったコリメート撮影(ただしここでは動画記録)で、後処理で音声データを除去し、Registaxにかける手法を選択しました。しかしF31fd内での記録データを音声除去し無圧縮AVIに変換する処理で容量が約30倍に膨れ上がるために(75MB→2025MB)、まずPCのHDDバックアップなど後処理の準備が却って大変なものとなってしまいました。

結果ですが、まずまず安堵の出来です。色彩が美しいと感じた眼視での印象通りです。

       20090117土星1

接眼鏡はVixen LV8-24mmZoomで、最高倍率位置(8mm)での撮影で、F31fdの内蔵ズームも最大にしていますが、仕上がりの大きさは控えめですね。2AVI連結で3632フレーム合成処理です。もっと連結したかったのですが、3AVIめにオープンエラーが出て(単独ではオープン可)、実現しませんでした。

他の3AVIは連結できました。5496フレーム合成処理です。自然な処理と少し硬調に仕上げたものの2通りを公開します。本体の縞もうっすら見えますね。画像の階調も良い感じです。(Windows環境では、きっとPC個体ごとにまちまちになってしまうのでしょうが...。)

       20090117土星2

       20090117土星2b

途中から2倍バーローレンズを介して倍率を上げましたが、当夜の輝度不足状態では、ちょっと合成倍率が高すぎたようでした。RadTool.exeを使っての音声データ除去処理と同時に輝度を260%増強しましたが、3AVI連結処理でも詳細の叩き出しには至りませんでした。こちらも3AVI連結できました。6029フレーム処理です。

       20090117土星3

もう少し早い時間帯に大きな仰角を得られる季節まで待って、じっくりPCとToUCamを使っての撮影をしますかな。当夜も子が寝る時刻までのベランダ使用という時間制約下での撮影でしたので、F31fdを使って撮影開始に至るまでの手順を簡略化したものの、慌しい中での撮影となりました。でもF31fdを使ったことで画質は悪くなったということは、過去の成果を見る限り、きっとありません(むしろ良好の結果の場合も多い)。大きさだけが少し物足りなかったですね。まあ小さい画像ながら、眼視の印象通りの仕上がりを得られたので、当面満足しておきます(^^)。


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テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/01/18(日) |
  2. 天文・天体画像
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
<<「掲示板のコーナー1」の画像を修復しました。 | ホーム | 当週は名古屋どっぷりの週でした。>>

コメント

亀田さん
音符のド、土星のド、早々の画像処理ですね。
低高度にもかかわらず縞が確認できます。
昨日の天気図では等高線がブロードでしたので意外と好条件だったのでしょうか。
今シーズンは、まだ12月に1回しか撮影せず12月末の輪の最薄時は曇っていて
撮影できませんでしたし、私もそろそろ撮影しなければ。
ここ3シーズン毎年3月に、そのシーズンの最良像が得られていますが。
  1. 2009/01/18(日) 14:31:14 |
  2. URL |
  3. KEN
  4. [ 編集 ]

KENさん

KENさん

早々のコメントありがとうございます。

> 昨日の天気図では等高線がブロードでしたので意外と好条件だったのでしょうか。

そうかもしれません。天体撮影の機会を持てる土曜の夜に、夜遅くまで晴れただけ儲けものと思って、昨夜は詳細未確認のまま出撃しました。
思うにほぼ真東あたりから昇ってくる今の土星は、うちから見てちょうど大阪平野上空に滞留した大気の中を昇ってくることになり、外海上空から山脈にぶつかるように直接流れ込むK&Rさんのところの気流環境と真逆の安定が見られたのではないかということです。
勿論、風向きによっては大阪平野上空にも強風が吹き荒れる日もありましょうが、昨夜は頭上の雲なし快晴と低空の星なし状態の境目が全く見えないほど、霞か薄雲かのグラデーションが濃密でしたので、逆にきっとそのような安定があったのではないかと考えています。幸運でした。

> ここ3シーズン毎年3月に、そのシーズンの最良像が得られていますが。

やはり仰角が充分確保できるようになってから、じっくり狙いたいものですね。
木星のように、いくら待っても仰角の改善がない位置に出てくる訳ではありませんから。

  1. 2009/01/18(日) 15:19:31 |
  2. URL |
  3. 亀田 滋
  4. [ 編集 ]

亀田さん、こんにちは。
細くなった土星の輪と本体の縞模様がきれいですね。

こちらは空自体は暗いのですが(高度25度くらいになると
背景のカブリがほとんどなくなります)、シーイングは、
年間を通して、あまりよくありません。

昨年、西はりまに行った時、こちらよりずっとシーイングが
いいのに驚いたものです。同時に、高度50度近くまで地上の
光がカブっているのにも驚きました。
  1. 2009/01/18(日) 16:19:54 |
  2. URL |
  3. K&R
  4. [ 編集 ]

K&Rさん

K&Rさん

> 細くなった土星の輪と本体の縞模様がきれいですね。

ありがとうございます。
画像を見る限り、こちらは気流が安定していたようでしたね。
久々の出撃でラッキーでした。

> 昨年、西はりまに行った時、こちらよりずっとシーイングが
> いいのに驚いたものです。同時に、高度50度近くまで地上の
> 光がカブっているのにも驚きました。

そうですね。どんよりと粘性がありそうな都市部の大気も惑星撮影
向きに効く夜もあるようです。どうしようもない夜もありますが。
四方から天頂に向かって光芒が取り囲んでますよ。
天体は空と想像の向こうにある感じです。
夜空とは、そういうものとして幼少から馴染んで来ました。
島根などで腰を抜かすほどの夜空というものを幼少時に体験はしましたが
特別なことであり、まれなことでした。
宇和島にお邪魔したときに私も夜空を見てから帰るべきでしたね(^^)。

  1. 2009/01/18(日) 20:42:35 |
  2. URL |
  3. 亀田 滋
  4. [ 編集 ]

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亀田 滋

Author:亀田 滋
1996年にプロトタイプ公開で始まった「亀田 滋のホームページ」でご好評の「25cm口径反射望遠鏡『銀次』の部屋」(2008/10現在HP全体で12万5000超アクセス)と、掲示板のコーナー1、2(2008/10現在通算26万超アクセス)の続きはこちらで!

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