25cm口径反射望遠鏡「銀次の部屋」IV 兼 亀田 滋のHP:掲示板のコーナー3

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出撃するも雪玉のような眼視状態に不満足の火星像。

モニタで見る火星は本体とそれを取り巻く1.2倍ほどのもやっとした雪玉のような輪郭に、全く合焦位置を確定できませんでした。
焦点内外像の同心円は完璧で、光軸や温度順応などは全く問題ありませんでした。補正板に結露が出ているような像の印象でしたが、勿論そんなことはありませんでした。

できるだけ強拡大にして、ピント面を薄くすることで、合焦位置を追い込むことを先行しましたが、やがて雪玉状態は酷くなり、過剰倍率のような気がしたので、LV8-24mmZoomの倍率を下げて撮影を続けましたが、「これはイケそうだ」と思う瞬間は一瞬たりともありませんでした。

結果はその顛末の通りです。やはり前半に撮った倍率の高いもののほうが、合焦を追い込めた感じでした。
いずれもAVI連結処理で、5AVIからの8386フレーム、5AVIからの9496フレームからの合成処理です。今回は後処理での150%拡大処理したものは添えないほうが良いでしょう。拡散した印象しかありません。

       m20100123_3_7_L12_8386R3.jpg m20100123_17_21_9496R3.jpg

主な地形名を書き入れました。

       20100123火星図.jpg

少し縮小したほうが画像が締まって見えますね。

       m20100123_3_7_L12_8386R3b.jpg

もう少しフレーム数をセレクトしてみました。上記も7分以内に撮影されたAVIの連結処理ですので、火星の自転による模様の流れは考えなくてよいとは思いましたが、以下は3AVIからの3976フレーム合成です。同じ合成処理で右側はWavelet処理をLinear[1:3]にしてみました。(他は全てLinear[1:2])

       m20100123_2_4_L12_3976R3.jpg m20100123_2_4_L13_3976R3.jpg

いわゆる黄金位相で、有名な模様が写っているので、仕上がりがましに見えますが、輪郭などを見るとまあ到底満足には至らない条件での撮影だったとしか言えませんね。色彩は美しいですね。それは気流霍乱に影響を受けませんから。

先日、ご常連様のKENさんが撮影された火星像(2010/01/20付記事)を拝見して、意気消沈してしまいました。
国内の火星像はどれも同様に悪気流の影響でぴりっとしない、と先日の記事で書き、そうたかをくくっていた私でしたが、KENさんは毎シーズンとほぼ変わらない仕上がりの火星像を得られています。
それを拝見していなければ、きっと当夜の仕上がりも、そこそこ満足と自己評価していたかもしれません(恥)。

惑星像の仕上がり度合いはその夜の気流次第と今まで言って来た私でしたが、自分が良い結果を出せない時に言うものではありませんね。先日の温暖な一夜以外は冬らしいジェット気流による上空霍乱が酷く、毎シーズンのような「まるで人工天体からの近接画像のようだ」と自分で思えるグレードの火星像を今シーズンはどうしても撮れそうにない感じです。
この趣味の醍醐味は「地球の大気の存在を忘れさせる鮮鋭な惑星像を身近な環境と機材で撮れる」という驚きにあるので、そこそこ写るというのは、全く甲斐のないこと、とも言えるのでした。

加えて悪いことに、住んでいるマンションの外装改修工事が2010/02/06から始まることになりました。それから4ヶ月ほどベランダには網がかかり、屋上も使えなくなります。この最接近を今迎えた1ヶ月後はまだまだ撮影の好機(まあその気流の問題はあれど)と言えましたが、自宅からその機会は無くなるのでした。

近場の公園や遠征も物騒です。この日もベランダで火星撮影している間、夕方からバイクでバス停のロータリーに乗りつけた輩はずっと5時間以上たむろした上、23時を超えてから、拡声器を使って音楽をガンガン流しながら気勢を上げるようなことをしてました。何故どこかにそのバイクで遠征出撃するでもなく、このマンション周辺に対してわざわざ顰蹙を買う行為を続けるのか理解できません。
昔なら惑星撮影中にそういう種の輩が近づいて来ても、こちらから「土星見えるけど見る?」って言えばちょっと覗いて「うおースゲーやべー」とか言いながらまた離れて行ってくれたものでしたが、今はもうそんな時代でもありません。

そろそろ考えていた潮時が2ヶ月ほど早めに来たのかな、と思います。
本ブログ冒頭から2008年末の記事の通り、楽天がinfoseekを買収後、嘘の理由を使ってでも旧HPのURL強制追い出しをした事件やその他の軋轢で、HP+掲示板という形式を辞めて以来、ご常連様がご成果を披露頂く場が無くなり、意見交流や反応を拝見する機会も極端に減りましたので、この火星接近が終わった後、区切りをつけたいとはずっと考えていました。

結果が出ない作業について、面白いとは思わないのでした。血液型A型というのは、ゴールへの道筋も全部見通しがついてから一気にその道筋を最大効率で駆け抜けるところがあります。上空のジェット気流がたまたま改善した夜には撮影のご縁がない、とかそういう不可抗力の巡り合わせに対しては「何だかもうご縁が薄くなった」とか「引き潮な感じ」とか思ってしまって、引き際を考えているところです。


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  1. 2010/01/24(日) |
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<<6208フレーム全目検で像の改善を目指したものの....。 | ホーム | 同日の火星。こちらは比較的良像。>>

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亀田 滋

Author:亀田 滋
1996年にプロトタイプ公開で始まった「亀田 滋のホームページ」でご好評の「25cm口径反射望遠鏡『銀次』の部屋」(2008/10現在HP全体で12万5000超アクセス)と、掲示板のコーナー1、2(2008/10現在通算26万超アクセス)の続きはこちらで!

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