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25cm口径反射望遠鏡「銀次の部屋」IV 兼 亀田 滋のHP:掲示板のコーナー3

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ついに銀次用ポンセット架台が届きました。しかし....。

ついに銀次用ポンセット架台が届きました。
その日、名古屋出張から帰宅し、既に夜も遅かったですが、空には木星が見えており、奮起して設営とテストに入りました。

意外に小さく、宅配便サイズでした。送料負担が助かりました(^^)。
こんなに厳重に梱包されて来ました。

       20090820a2.jpg

丁寧な梱包の甲斐なく、焦る私の手によって、無造作に開梱され(^^;)、機材の全貌が見えました。
運搬と収納の時にのみ使う、天板と底板をつなぐ固定ネジを外すと、機構が半分に分離できます。

       20090820b.jpg

ベランダに出し、方位磁石と水準器で、おおよその位置決めをして、銀次をその上に載せました。
先日作った銀次架台のクランプも、良い具合に効いているようです。

       20090820c.jpg 20090820d2.jpg 20090820e.jpg

が、ファインダーの軸がかなり狂っていたようで、なかなか視野に木星が入ってきません。
10分以上苦労のあげく、銀次の主鏡の後ろに目を当て、照星照門式(目線を主光学系と並行にすることで、何もなくても簡易ファインダーとして、主光学系に対象を導けます)で木星を導入し、クランプで固定した後、ファインダーを調整しました。
夜景でファインダーと主鏡光学系の並行を調整できるNexStar8iと違って、ドブソニアンの銀次は「おチビ」ですので、ベランダの枠の高さを超えて、夜景でのファインダー調整ができませんので、こういう場合、骨が折れます。星が沢山見えれば問題ないのですが、当夜はあいにく光害と曇天気味のために木星以外の星が視認できない状態でした。
こんなにファインダーの軸が主光学系からズレていたのは、2003年の銀次購入以来初めてです。
3点支持方式の通常のファインダーと違い、銀次の9×50mmファインダーはXY軸調整のスグレモノですので、瞬時に修正作業は終わりました。

が、そこで木星は雲の向こうに消えました....。
待っても全く雲の切れ目はありません。
いつの間にか木星以外の方向は少し晴れていました。なので撮影テストまではあきらめて、恒星を視野に導入しました。

まだ操作説明書もメールで届いていなかったので、コントローラBOXの各スイッチ類の機能も分からず、あれこれ試行錯誤するうちに、その視野も雲の向こうに消えました。

追尾が不完全で視野が止まらない(=追尾運転できていない)のか、クランプによる架台固定が不完全で視野が流れるのか分からないうちに、追尾できているのかどうか検証ができない状態となりました。

最初から曇っていれば、出張帰りの夜に検証を強行することは無かったと思いますが...。疲れました(^^;)。

仕方なく、星が見えていなくてもテストできる項目を先に評価することにしました。
まずは追尾運転終了位置の自動検出とオートリワインドです。これは終了位置検出のスイッチを指で触れることで、リワインド動作に入るかどうかを評価できます。

動きません.....(^^;;)。

       20090820f.jpg

少しの間、リワインドの駆動音がした後、モータが空回りして大きな唸りをあげます。
(モータと主軸ギヤは架台底板の右下の白い部分にあります。)
慌てて、銀次一式をポンセマウントから降ろし、天板も外して、主軸ギヤとモータの動きを見ました。

ダメです...。少し主軸ギヤがリワインド方向に回ったと思ったら、その動きが引っかかったように急停止して、モータが空回りして大きな唸りをあげます。何か輸送中に事故があったとしか考えられません。

ただちに製作者様にメールで連絡をとりました。
早々に頂いたお返事には、やはり予想外の問題が発生している、との趣旨があり、がっかりしました。
何故なら、梱包はもう復元不能(^^;)で、送り返すのもかなりの手間に感じましたし、製作者様が当月末の関西の星祭りに来られる(先に製作された別の超大型ポンセット架台を手渡しされるそうです)機会に自宅に来ていただくのも、非常に恐縮に思ったのでした。

次の日、週末金曜日も遅い帰宅の後、テストをしました。電池をNexStar8i用に以前作った定電圧回路に変えてみるとか、改善の余地は無いか見ようと思ったのでした。

この夜もモータの状態は昨夜と変わらず、天板を外してのリワインド検出スイッチに触れてのリワインドは、一定でない時間、モータが速く動いたと思ったら軸の動きが止まり、モータ内で唸りがしました。

       20090821a.jpg

ですが、この日メールで届けていただいた操作手順書を見ながら、通常微動運転と逆転を数分重ねた後、再びリワインドスイッチテストをしましたら、軸のストップの頻度が減り、数十回転に1度、かすれるような音がしつつも、リワインドが止まることはなくなりました。

輸送中にモータ内で何か問題が出たのかもしれません。しかし毎回転ごとに異音が出ないとなれば、案外異音のもとはギヤと軸受けに輸送時に重量がかかって、一時的に変形でもあったものが、回転とともにこなれてきているのかもしれません。

モータ軸内かギヤと軸受けで何かひっかかりがあって、通常の自動追尾運転時にも乱れが出る箇所が出てくるなら、ちょっとイヤですが、状態は快方に向かい出しました。

天板を載せて底板前面の右側にあるリワインド検出スイッチに触れ、スタート位置にポンセット架台がリワインドされ、左側のスタート位置検出スイッチによって、ただちに追尾運転再開されている流れをこの夜は確認できました。

       20090821d.jpg

この週末も悪天のままで、星の追尾でのテストは難しいかもしれません。
が、モータの動きを見る限り、到着当夜の悪夢状態からはましになって来ています。
このままモータを回転させ続けると、ひっかかりも無くなるかもしれませんので、テストを続行して様子を見たいと思います。

赤緯微動のほうは問題なく駆動しているようでした。この機構は電動だとは思っていませんでしたので驚きました。手動スクリューとギヤボックスの工作より、このほうが機構も簡便になるのでしょうね。
天板が二重構造になっていて、回転軸に非対称のカムが取り付けてあって、そのカムが天板の角度を押し上げることで、プラスマイナス15度の仰角微動調整ができると操作手順書には説明がありました。国際光器さんの20万円弱級(今回の約4倍額)の製品にはない、何とも贅沢な追加仕様です。

       20090821c.jpg

改めて、底板に取り付けてある本機の心臓部とコントロールBOXです。
追尾運転終了とオートリワインド開始検出スイッチと、スタート位置に戻ったことを検知してリワインドをキャンセルするスイッチのペア、DCステッピングモータの減速調整のためのIC回路、電池ボックス、外部電池をつなぐための大型ワニ口クリップ、天板の赤緯微動装置への電源供給のプラグ、天板・底板を固定して運搬収納するための貫通ボルト受け、などなどが、考えに考え抜かれた配置で実装されています。底板の奥部分は強度に影響しないので、くりぬき加工をして頂いていて、運搬重量の軽減効果があります。

       20090821b.jpg

早く、実際に星を見て追尾性能を確認したいものです。



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テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/08/22(土) |
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亀田 滋

Author:亀田 滋
1996年にプロトタイプ公開で始まった「亀田 滋のホームページ」でご好評の「25cm口径反射望遠鏡『銀次』の部屋」(2008/10現在HP全体で12万5000超アクセス)と、掲示板のコーナー1、2(2008/10現在通算26万超アクセス)の続きはこちらで!

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