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25cm口径反射望遠鏡「銀次の部屋」IV 兼 亀田 滋のHP:掲示板のコーナー3

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銀次250D架台部の改良(上下方向クランプ機構の追加)。

この週末に銀次専用ポンセマウントが完成するそうです。製作者様からメールでご連絡を頂きました。
10kgもある大物なので、宅配便とは違って配送には時間がかかるでしょう。翌週半ばには到着するでしょうか....。

そうなると、ずっと棚上げにしてきた銀次架台側のクランプ機構追加が急務となりました。
対象を視野または写野に入れたらそこで鏡筒を固定できるクランプ機構が必要となってくるのです。
そもそも銀次は自由に鏡筒を振り回して星野を楽しむドブソニアン経緯台の形状をしていますので、ポンセマウントで惑星などの追尾ができるようになっても、架台と鏡筒が自由にフラフラ動いてしまうので、非常に不都合がある訳です。今までこの問題があるために、ポンセマウント、ジョンソニアン赤道儀台の導入には消極的だったのでした。

水平回転は銀次自体の重量がありますから、勝手に動くことはあまりないですが、上下方向のフリーストップは、少しの力で対象は視野外に飛び出してしまいます。低倍率での星野観望ではそれが軽快な操作感につながりますが、超高倍率での追尾撮影のためには、この上下方向の動きを止める必要があるのでした。

最初の着想からもう何年もの間、この機構追加を棚上げにしてきたのは、行動に移るのに非常に腰が重いということもありますが、失敗が許されない(あちこち試行錯誤で架台がボロボロになったり、強度が弱くなっては、使用時の覇気に影響します)訳で、絶対確実で経年変化にも安定していなければならない方法をなかなか頭でイメージできなかった、というのが大きいです。
まあ血液型A型行動の典型かもしれません(^^;)。

駅前のホームセンター「コーナン」で、いろいろネジやら部材を触って、組み合わせるうちに、しっかりとしたイメージのものが出来上がりましたので、一気に製作に入りました。

部材はこれだけです。(これで片側1セット分。勿論ナット類はこんなに大量には要りません^^)

       2009_0815_145327AA.jpg

画像左上にある、黒い折れ曲がった形に鋳造された部材を見つけたとき「まさにおあつらえ向き(^^)!」と思いました。これで一気にゴールが見え、製作意欲が出てきました(A型典型)。
こういう変形を自分でやると、どうしてもその曲げた部分が弱くなって、実用上問題が出るものです。
この「曲げ形状」がどう効くものか、部材の肉厚、強度やしなやかさとも大いに関係するので、実際に作ってみないと分かりませんでしたが、期待しつつ製作開始しました。

画像下方の「丸カンボルト」もクランプのネジとして、うってつけの形状ですね。このネジだけが自由に動き、支えるナットなどはネジについて動いてしまうと、使い勝手は非常に悪くなります。ばね座金を2つのナットで挟み込む方法なども検討して試して見ましたが、うまく行かず、結局、固定する部材はそれぞれ瞬間接着剤で貼りあわせました。

       2009_0815_145211AA.jpg

これを2つ作りました。

       2009_0815_150530AA.jpg

それを架台に木ネジ(さらタッピングネジ)で固定しました。長さ16mmのものです。あまり長いものを使うと銀次架台の肉厚を貫いてしまいます。もうこの機構ができれば、使わなくなるかもしれませんが、従来、鏡筒の上下の動きに適度な抵抗を与えるためのバネ機構も併用する場合に邪魔にならない位置で、耳軸の外周に近い位置(自転車が好例ですが、ブレーキ機構は回転体の外周に置くのが最小の力で最大の効果を得られます)を選んで、取り付けました。覚悟していたほどには銀次の架台の合板は硬くなく、電動ドライバーと最後は手動での締め上げで、しっかり固定できました。

       2009_0815_152634AA.jpg

もう片側を取り付ける時には、既に取り付けた側のネジを外しておかないと、その部分が地面に当たって不都合になりますね。(って、誰もこの記事見て、同じ工作をしようとは、思わないか....^^;)

       2009_0815_152855AA.jpg

いよいよ完成です。

       2009_0815_153604AA.jpg

鏡筒も取り付けてみました。

       2009_0815_154646AA.jpg

この折れ曲がった形の鋼板の形状のおかげで、鏡筒の取り付けは従来と同じ軽快さで行えます。鏡筒に対してオーバーハングした形状になって、鏡筒を受け入れる形になるからです。しかも下の画像の通り、クランプネジを締めて行きますと、しっかり架台に木ネジ3本で取り付けたこの黒い肉厚鋼板ですが、若干しなって外側に開き気味になります。これが板バネとして耳軸にテンションを適切に与えてくれます。

       2009_0815_154610AA.jpg

まさに期待したイメージ通りになりました。大成功です(^^)/。上下方向にはどんな角度でも鏡筒を固定することができるようになりました。

       2009_0815_154936AA.jpg

いよいよポンセット架台の到着を待つばかりとなりました。今後の展開が非常に楽しみです。






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テーマ:宇宙・科学・技術 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/08/15(土) |
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亀田 滋

Author:亀田 滋
1996年にプロトタイプ公開で始まった「亀田 滋のホームページ」でご好評の「25cm口径反射望遠鏡『銀次』の部屋」(2008/10現在HP全体で12万5000超アクセス)と、掲示板のコーナー1、2(2008/10現在通算26万超アクセス)の続きはこちらで!

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